叔父が亡くなった際の小さな葬儀
葬儀のあり方のイメージを改めさせてくれた
叔父が亡くなった際の小さな葬儀
昨年、急な訃報の連絡が入り、参列させて頂いた
叔父の葬儀。
これまで親戚・知人の葬儀へは何度か参列させて頂いておりますが、
初めて見る葬儀の形式でした。
叔父は生前、交友関係がとても広い方でしたが、叔父本人や家族を
含め「家族葬」的な小さな葬儀を希望されていたそうで、葬儀は街の
一角にある家族葬などの小さな葬儀を専門に扱うこじんまりとしたホールで行われました。
参列者へ設けられた座席数も20席ほどしかなく、極近い親戚の方以外の
参列者は、お経を読まれる間ガラス越しの部屋の外で立っているような形。
でもそこに参列された方全員が、お別れの際にお棺に花を添えられるという、
ただお焼香しに参列されるような方は誰もいない、本当に全員参加型の
アットホームな葬儀だったのです。
上辺だけのお付き合いだけでなく、本当に気持ちの底から繋がっている方々だけに
見送られたいというような、叔父や叔父の家族の気持ちが詰まったような葬儀でした。
同日に、初七日まで含まれ行われていました。火葬・会食まで
ほぼ全員参加でした。
叔父が亡くなられたのは大変残念ではありましたが、参列されている方の気持ちが
一つに感じられる雰囲気は、叔父も喜んでいたのではないかと思います。
現在、家族葬など小さな葬儀を行うケースが増えていると聞きます。
葬儀には当然費用も掛かりますし、多方面へ訃報の連絡を回しての大きな
葬儀よりも、叔父の葬儀で経験したような極近い身内だけで執り行う
小さな葬儀というのも良いものであり、自分自身や自分に
近い家族の葬儀を行う場合にも考えるべき一つのスタイルであると感じました。